夏のボーナスが出た今、「なんとなく転職」の前に——看護師が確かめたい3つの相場

夏のボーナスが振り込まれた。金額を見て「思ったより少ない」「同期のあの子の病院はもっと出たらしい」——そんなふうに、ちょっとモヤっとしていませんか。年2回、賞与の季節は看護師が「今の職場でいいのか」を考える瞬間です。でも、その勢いで転職サイトに登録する前に、一度だけ立ち止まって“相場”を確かめてほしいのです。
明細を見て、ちょっとモヤっとした?
ボーナスの金額は、その病院の規模や経営状況、あなたの経験年数でまるで違います。だからこそ「少ない気がする」という感覚だけで判断すると、隣の職場も同じか、むしろ悪いかもしれないのに、勢いで動いてしまうことがあります。大事なのは、感情ではなく数字で自分の位置を知ることです。
「隣の芝生」は、たいてい青く見える
SNSやLINEで流れてくる「うちのボーナス、◯ヶ月分だった」という話。でも、それが手当込みなのか、夜勤を何回もこなした月の話なのか、残業代込みなのか——条件をそろえずに比べても、意味のある比較にはなりません。同じ「基本給の何ヶ月分か」で見て初めて、自分が高いのか低いのかが分かります。
転職を考える前に確かめたい、3つの相場
- ① 初任給・基本給の水準——自分の基本給は、同じエリア・同じ規模の病院と比べて高いのか低いのか
- ② 夜勤回数と手当——あなたの手取りのうち、どれだけが夜勤で稼いだ分か。夜勤を減らすと収入はどう変わるか
- ③ 転職後のモデル月収——経験者として転職した場合の相場はいくらか。今より本当に上がるのか
「動く・動かない」を決める判断軸
相場より明らかに低いなら、転職は合理的な選択です。逆に相場並みなら、不満の正体は給料ではなく、人間関係や働き方かもしれません。数字を見てから「自分は何に不満なのか」を切り分けると、転職すべきか、部署異動や働き方の見直しで済むのかが見えてきます。
まずは30秒、自分の給料を「相場」に当ててみる
転職するかどうかは、相場を知ってから決めても遅くありません。今の自分の給料が全国のどのあたりかは 給与診断 で30秒で確認できます。経験者として転職した場合の相場は 転職モデル月収ランキング で、複数の病院を並べて比べてみてください。初めての転職、給料はどう上がる? も合わせて読むと、動くときのイメージがつかめます。
※賞与・手当の額や支給月数は、病院・年度・経験年数によって大きく異なります。本記事の金額感は当サイトの公開データに基づく目安であり、特定の転職を推奨するものではありません。
この記事に関連するデータ
あわせて読みたい
看護師は有給を取れる?取りにくい理由と、上手な休みの取り方
「看護師は有給が取れない」というイメージは本当でしょうか。取りにくいと感じる理由と、シフト制のなかでも上手に休むための伝え方・タイミングのコツを整理します。
夜勤のある恋愛、どう続ける?——すれ違いを埋める、看護師の小さな工夫
シフト勤務の看護師にとって、恋人とのすれ違いは“あるある”。夜勤で時間が噛み合わない恋愛を続けるための小さな工夫を紹介します。最後は、自分の働き方を見直すヒントも。
患者からのハラスメント、10月から病院に対策義務——私たちの権利はどう守られる?
患者・家族からの暴言や暴力(カスハラ)に悩む看護師は多くいます。2026年10月、事業者にカスタマーハラスメント対策を義務付ける法律が施行されます。何が変わり、看護師はどう自分の権利を守ればよいのかを整理します。